元大王製紙会長の井川意高氏が10日に更新されたユーチューブチャンネル「NewsPicks」に出演。ドジャース・大谷翔平の元通訳の水原一平被告について言及した。

 井川氏は創業家3代目の御曹司で、かつて海外カジノのバカラに興じて106億8000万円を子会社から借り入れ、特別背任の実刑判決を受けた経歴を持つ。

 進行役の「平成ノブシコブシ」の吉村崇から「一平さん、どうでしょうか?」と問われると井川氏は「私は106億8000万なんですけど。私のスタッフが(大谷の口座から450万ドル=約6億8000万円を許可なく送金したと)報道された翌日に『井川さんと一緒にいると感覚がバグります』って。『なんで?』って聞いたら『6億8000万円って井川さんの端数ですよねと思ってしまった自分がいるのが怖い』と言ってた」と笑い飛ばした。

 その上で「会社の金を借りても個人の金を盗んじゃいかんです」ときっぱり。

 吉村が「一平さんのギャンブルはしびれたと思いますよ。手を付けたらいけない所に手をつけてますから」と話すと井川氏は「菊池寛は絶対に手を付けちゃいけない金に手をつけてからが本当の博打だって」と〝先人〟の言葉を披露し、笑いを誘っていた。