JRAは11日、藤岡康太騎手が死去したと発表した。35歳。同騎手は6日の阪神7Rで落馬、頭部と胸部を負傷していた。

 ネット上では悲しみの声が殺到。大の競馬好きで知られる俳優の宮川一朗太は11日、X(旧ツイッター)を更新し「藤岡康太騎手…昨年の秋GⅠ2勝目を挙げ、まだまだこれからだったのに…ただただ残念でなりません」と痛恨。続けて「高知の塚本騎手のことがあったばかりで、言葉が出てこない… 心からご冥福をお祈りします」と悼んだ。

 藤岡騎手は祖父が厩務員で、父が健一調教師、兄が佑介騎手という家庭に育った。2007年3月に栗東・宮徹厩舎からデビュー。JRA通算803勝を挙げ、昨年11月のG1・マイルチャンピオンシップではナミュール号に騎乗して勝利した。

 BS11の「BSイレブン競馬中継」でアシスタントを務めるフリーアナウンサーの宮島咲良もXで故人を追悼。「藤岡康太騎手 今年は番組の年男特集に出てくれてお子さんの話をする時とても嬉しそうで 去年のリボン賞、コパノハンプトンの神騎乗で私の大逆転ミラクルを起こしてくれた時、スタジオでは『康太!差せ!差せー!!』の大合唱でした」と振り返り「全人馬無事がいかに奇跡の上か。康太騎手、これからも大好きです」と絞り出した。

 人気スマホゲーム「ウマ娘プリティーダービー」に出演する声優・原奈津子もXで「悲しいニュースに心が追いつかず、、忘れません。マカヒキの復活もナミュールの悲願を叶えた事も」と藤岡騎手の功績を称えた。