米プロバスケットボールNBAレイカーズがプレーオフ(PO)進出を決め、八村塁に対してMVP男を封じるキーマンの期待が高まっている。

 レイカーズは16日(日本時間17日)に行われたプレーイントーナメントで、西地区7位のペリカンズを110―106で撃破。第7シードでPO進出が決まった。

 八村は約32分43秒のプレーで13得点、1リバウンド、1スチールをマークして、勝利に大きく貢献した。

 シーズン終盤になって調子を上げる八村。いよいよ迎える大舞台に向けて注目度は急上昇している。

 PO初戦で激突するのは、昨季王者のナゲッツ。昨季はPO西地区決勝で4連敗を喫した因縁の相手だ。エースはもちろん、昨季のファイナルMVPで現役最強と目されるニコラ・ヨキッチ(29)。今季もレイカーズはシーズンの対戦で圧倒されっぱなしだったが、下剋上のキーマンになるのが八村だ。

 昨季のPOでは八村がヨキッチとのマッチアップで見事に封じ込めて、全米に衝撃を与えた。そうした経緯もあり、今回のPOでも八村が旋風を巻き起こすとレイカーズファンの間では期待が沸騰している。

 現地ファンはSNS上で「八村はヨキッチをガードできるだろう。私はAD(アンソニー・デービス)対ヨキッチの守備について非常に悲観的だ」「キーの1人に八村を加えます。彼はヨキッチを悩ませ、スリーポイントシュートを決め、(アーロン・)ゴードンと同等かそれ以上のインパクトを与えるキーマンになるはずだ」と八村に注目する意見が続出している。

 八村は最強ヨキッチにどう立ち向かうのか。20日(日本時間21日)の初戦が楽しみだ。