ロッテは17日の西武戦(ZOZOマリン)に2―0の零封勝ちを収め3連勝、貯金を3とした。

 1点リードの8回に先発・西野勇士投手(33)が二死一、三塁のピンチを作り降板。2番手として澤村拓一投手(36)がマウンドに上がった。

 澤村はここで岸をスプリットで三ゴロに打ち取りガッツポーズ。その裏、ソトのダメ押しタイムリーを呼び込む、わずか3球の好救援を見せた。

 澤村は西村、鈴木昭と上がったお立ち台で「とにかく集中して勇士が頑張っていたので(抑えられて)よかったです。ホッとしました。グッジョブどころかグレートジョブだったので素晴らしいピッチングだったと思うし、セットポジションに入った時に(スタンドのファンの)声が聞こえるくらい余裕があったのでよかったです」とこのピンチを切り抜けた自身の状態を語った。

 その上で澤村は「ちょっと私事なんですけれども、今朝、祖母が亡くなりまして…」とこの日のマウンドに託した個人的な事情を明かした。

「いま皆さんの隣にいてくれる人の存在というのは当たり前じゃないし、自分にとって大切な人を大切にしてほしいなと思います。ありがとうございました」とスタンドのファンにメッセージを送っていた。