新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)が18日、親会社のブシロードで手がける「プロ野球カードゲーム DREAM ORDER」の発売直前記者会見に出席した。

「DREAM ORDER」はプロ野球を題材とした対戦型カードゲーム。20日からスタートデッキ12種類(1個税込み1500円)、ブースターパック2種類(1パック8枚入り400円)が発売される。ブシロードの木谷高明代表取締役社長は「年間2500万人以上動員する日本で最大のイベントであり、子どもからお年寄りまで国民すべてに認知されているプロ野球に関してプロ野球をカードゲーム化させていただいたことを心より感謝しています。日本全国にファンがいらっしゃるということで、本当に発売が待ち遠しいです」と目を輝かせた。

 かつては自身もプロ野球選手を目指した高校球児だった棚橋も同作の発売を心待ちにしている。「実際に活躍している選手をカードに落とし込んでいて、プロ野球ファンも楽しめるし、カードゲームが好きな方もどちらも楽しめるんじゃないかなと思ってます」とPRした。
 同作の発売を記念して、ブシロードグループのプロレスラーが球場での始球式イベントに登場することも決定済み。27日の甲子園(阪神VSヤクルト)では棚橋、28日の福岡ペイペイドーム(ソフトバンクVS西武)で辻陽太、5月6日横浜スタジアム(DeNA VSヤクルト)ではスターダムの岩谷麻優、6・6マツダスタジアム(広島VS日本ハム)内藤哲也がそれぞれ始球式を行う。

 棚橋は「(高校時代に)甲子園も行きたかったんですけど、残念ながら夏の予選は2回戦で負けてしまったので。野球選手として甲子園には行けなかったですけども、プロレスラーとして甲子園球場のマウンドに立てるのは、高校の野球部の同級生全員に伝えておこうと思います」と感慨深げな表情を浮かべた。

 ちなみにかつては始球式イベントにもコスチューム姿で登場し、筋骨隆々の上半身を披露していた棚橋だが、近年は各球団のユニホームを着用して登場している。目下絶賛肉体改造中とあって「棚橋のコンディションの仕上がり具合によっては裸でいくかもしれない」と豪語したものの、直後に「間に合わないな…6月くらいだったらよかったんですけど」と思い直し苦笑いしていた。