大相撲春巡業が20日、神奈川・横浜アリーナで行われ、元大関の幕内朝乃山(30=高砂)が約2年半ぶりの三役復帰に向けて覚悟を示した。

 朝稽古で、朝乃山は幕内宇良(31=木瀬)などと10番取って7勝3敗。11日の静岡・御殿場巡業以来の申し合い稽古に「左ヒジを痛めていて、だいぶ良くなったので。0番よりは取った方がいい」と説明した。

 夏場所(5月12日初日、国技館)では、三役への復帰が濃厚。「三役になれるかわからないけど、なったら勝負。僕がいた時の上位と、ガラっと顔ぶれが変わっている。力だけでは勝てないと思うので、技術とか、細かい部分を修正していかないと」と気を引き締めた。