ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の初防衛戦(5月6日、東京ドーム)で激突するWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)がチャンピオンに警告を発したとメキシコメディア「TV AZTECA」が報じた。

 ネリは26日までに自身のインスタグラム(ストーリー)を更新。昨年2月にWBC同級挑戦者決定戦でアザト・ホバニシャン(アルメニア)に勝利したものの、苦戦を強いられたことに「アザト戦前の練習? 3週間くらいかな。ボヤボヤしていたけど」とし、井上戦に向けては「この戦いに価値があるとわかっていたので、約5か月準備したよ」と語り、準備万端と強調した。

 その上で悪童は「負けるために日本に来るつもりはなかった。5か月間集中してやってきた。アザト戦と同じネリが見られると思ったら大間違いだ。初めて日本に来たときとはまったく違うネリを見ることになるだろう」と主張。ニュースタイルを披露すると宣言し、自信をみなぎらせた。

 同メディアはネリの主張について「井上を倒すという使命を持つ。厳しく集中して練習した後に何が起こるかについて新たな警告を発令した」と伝えていた。