ボートレース尼崎の「第56回六甲賞競走」が29日に開幕する。新エンジン2節目で今節が初下ろしとなるエンジンも多い。吉川元浩(51=兵庫)が手にしたのは、使用2節目となる17号機だ。

 初下ろしの前節はデビュー半年の山下智己が大きい着を並べたが「直線がいい」というコメント通り、スタート展示では好タイムをマークしていた。吉川も特訓を終えて「山本隆幸より足併せは強かった。あっちはええエンジンなんやろ。前検の感触は良かったし、1回使っている方が回転の上がりもいい。たぶん大丈夫だと思う」と好感触をつかんでいた。山本と組む4号機は、前操者の村岡賢人が強力な行き足を武器にV。その実績機に優勢となれば、期待が持てそうだ。

 今年は尼崎71周年記念→戸田SGクラシック→からつGⅠダイヤモンドカップ→鳴門PGⅠマスターズチャンピオンで優出と大舞台で活躍しており、地元では地力最上位の存在。機をしっかり仕上げて貫禄の走りを披露する。