巨人の阿部慎之助監督(45)は2戦連続で救援失敗となったルーキーを責めなかった。

 30日のヤクルト戦(東京ドーム)で1点リードの7回にドラフト1位・西舘勇陽投手(22)が登板。26日のDeNA戦(横浜)でプロ初失点を喫し負け投手となって以来のマウンドだったが、この日も2四球と制球に苦しみ、二死満塁からサンタナに逆転の2点適時打を許した。そのままチームは3―4で敗れ2連敗となった。

 阿部監督は「村上に対しての四球がちょっと痛かったかな。けどね、しょうがないよね」と右腕を責めず。「また明日、抑えればいい話ですから」と7回を任せる新人右腕への変わらぬ信頼を強調した。

 前日の0―9の大敗から、この日は惜敗となった。指揮官は「みんなしんどいのは分かっていますけどね。お互い、向こうも必死ですから。こっちも必死になって勝ってね、とりあえずは9連戦を終えたいと思います」と前を向いた。