パドレスのダルビッシュ有投手(37)が4月30日(日本時間5月1日)、本拠地でのレッズ戦で16日ぶりに復帰登板。70球を投げ5回3安打無失点、3奪三振の好投を見せ、今季6試合目で待望の今季初勝利(1敗)を挙げた。

 首の張りで15日間の負傷者リスト(IL)入りから復帰し、日本ハム、ソフトバンクでもプレーし昨季まで2年間パドレスで同僚だったレッズ先発のニック・マルティネスと投げ合った。初回、2回は三者凡退と最高の立ち上がりを披露。3回は二死二、三塁のピンチを招いたが、2番・デラクルーズをスライダーで引っ掛けさせて一ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。

 4回に1点の援護をもらうと、その後も崩れることはなく、5回までスコアボードに「0」を並べ続けて降板。その直後に味方打線が爆発して4点を挙げ、リードを5点まで広げた。

 同僚の松井裕樹投手(28)は2点差に迫られた7回一死から4番手で登板し、1回2/3を投げて無安打無失点に抑え、ダルビッシュの今季初勝利を援護。結局、チームは後半に追い上げを受けながらも6―4で逃げ切り、連敗を5で止めた。

 復帰マウンドで日米通算197勝目をマークしたダルビッシュ。大台の200勝まであと3とした。チームの連敗も止め、やはりここぞで頼りになるベテランだ。

 SNS上のファンは「ダルビッシュかっとるやん!」「ダルビッシュ投手、おかえりなさい。そして今季初勝利おめでとうございます パドレスファン、ダルさんファンの皆さま、今夜は美味しく飲みましょう」「日本人ナンバーワンピッチャーはダルだと思ってる」などと喜びの投稿が相次いでいる。