元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏(67)が旗揚げした女子プロレス新団体「マリーゴールド」が、初陣を飾った。

 ノアのビッグマッチ「WRESTLE MAGIC 2024」(4日、東京・両国国技館)にマリーゴールドのジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣が組んで、愚零闘咲夜(グレート・サクヤ)&彩羽匠&高瀬みゆき&野崎渚と激突した。

 先月15日に旗揚げ会見をした4人と小川代表は、その足でノア「MONDAY MAGICシーズン2」(新宿フェイス)に乱入し、同大会に参戦を表明。20日東京・後楽園ホールでの旗揚げ戦を前に、方舟マットに所属13選手と小川代表がリングに登場すると、大歓声で迎えられた。

 奇襲をかけられたマリーゴールド軍だったが、好連係を繰り広げて存在感を発揮。その後。両軍が入り乱れる大乱闘となった。

 10分過ぎ、敵軍につかまったジュリアが猛攻にさらされピンチを迎えたが、野崎に雪崩式ダブルアームスープレックスをさく裂させ反撃に成功。MIRAIと桜井がすかさずサンドイッチ攻撃で攻め、詩美がコウモリ吊り落としを決めて一気に流れを奪った。

 勢いづいたジュリアが咲夜の毒霧を野崎に誤爆させ、バックドロップを発射。最後は足元をふらつかせる野崎を抱え上げたジュリアが、ノーザンライトボムで3カウントを奪った。

 試合後、ジュリアからマイクを渡された桜井が「はじめまして。両国国技館にお越しの庶民のみなさまごきげんよう! 私たちマリーゴールドが寄せ集めの庶民レスラーを成敗してさしあげましたわ!」と絶叫。大ブーイングを浴びたが「お黙り! さて、私たちは豪華屋形船で隅田川を1周して参りますが、あなたたち庶民は両国名物やきとりで我慢しなさい!」と言い放ち、再び反感を買った。

 最後にマイクを持ったジュリアが「ノア女子? 寄せ集め集団? こんなもんかよ。まだまだ足らねえから続きがあるよな? 楽しみにしとけ。また会いましょう。アリベデルチ。またな!」と呼びかけリングを後にした。 

 バックステージでジュリアは再び野崎に襲われた上に、マリーゴールド参戦を表明された。目の前に立ちはだかれた桜井は「野崎がジュリアの前に立つのは1万年早い。マリーゴールドに上がるなら私がお相手して差し上げますわ」と横やり。状況を飲み込めない様子のジュリアだったが「まあ、盛り上がってるからいいじゃん。参戦するなら野崎渚、待ってるよ。私を倒せるものなら倒してみろ!」と言い放っていた。