ポルトガル1部ベンフィカのU―23日本代表GK小久保玲央ブライアン(23)が、今夏に移籍する可能性をポルトガル紙「レコルド」が報じた。

 日本が優勝したU―23アジアカップで正守護神を務めた小久保は、ウズベキスタンとの決勝で、1―0の後半アディショナルタイムにPKをストップさせるなど存在感が光った。

 同紙も活躍を伝えていた中、「小久保はパリ五輪に招集される見通しで、彼の価値が高まる可能性がある。契約は2025年6月までで、トップチームでは出場機会がないため、日本人選手が移籍するには適切な時期かもしれない」と指摘。今夏が売り時というわけだ。

 また同紙によると、ベンフィカのU―23チームで小久保を指導したホルヘ・マシエル氏は「もう5年近く前のことになるが、足元がとてもうまく、ビルドアップに積極的に参加するGKだった。高いディフェンスラインでプレーするチームにとてもフィットするタイプだ」と評価した。

 ただ、現在はBチームでも出場機会を失っている状況。それだけに同氏は「彼にはポジションを争う環境が必要だ。トップチームに入ることであれ、第一GKになることであれ、彼は何かを求めて戦わなければならない。そのプレッシャーの中でプレーしなければならない」と移籍も選択肢の一つだとした。