スペイン1部レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、今季限りでフランス1部パリ・サンジェルマンからの退団を表明したFWキリアン・エムバペに関する質問への回答を避けた。

 すでにリーグ優勝を決めているRマドリードは、11日のアウェー・グラナダ戦に4―0で快勝。スペイン紙「アス」によると、試合の会見で今夏のRマドリード入りが確実視されているエムバペについて質問が飛ぶと「エムバペ? 現時点では考えていない。(欧州チャンピオンズリーグ決勝が行われる)6月1日までは、私たちが考えなければならないことははっきりしている」と正面から答えなかった。

 また、フランスのマクロン大統領が、Rマドリードに対してエムバペのパリ五輪出場を求めていることには「フランス大統領の発言についてはコメントできない。私にコメントする権利はない」と語るにとどめ、不機嫌そうに会見を打ち切ったという。