4戦無敗のヤマニンウルス
4戦無敗のヤマニンウルス

プロキオンステークス2024

[GⅢプロキオンステークス=2024年7月7日(日曜)3歳上、小倉競馬場・ダート1700メートル]

 2着馬にJRA史上最大となる4秒3の着差をつけた新馬戦から4戦無敗。馬体重580キロを超える〝砂の大器〟ヤマニンウルス(牡4・斉藤崇)が初の重賞挑戦を迎える。

 嶋津助手は中間の様子について「いつでもやれる状態にはなっているので今週はサラッと。日曜(6月30日)は坂路で楽々。言うことなし」と笑顔を見せた。

 前走・雅S(3勝クラス)から約半年ぶりの実戦。慎重に調整を重ね、十分に乗り込んできた。「最初は間に合わないと思ったが、思った以上に爪が伸びた。裂蹄の感じはもう大丈夫。雨が降って馬場が硬くなったら脚元が心配だが、逆に心配はそこくらい」と万全な態勢を明かす。

 新馬当時から「モノが違う」と感じていたという。「メンタルはもともとかなり強い。競馬も賢くて、パドックでもゲートでもおとなしい」と改めて資質に太鼓判を押した。

 まだ本気で走ったことがなく、走り自体も粗削り。「ファンも待ちに待っていると思う。競馬界を盛り上げるためにも頑張ってほしい」と、底知らずのニューヒーロー候補に期待を寄せた。

著者:東スポ競馬編集部