綾瀬市の株式会社高座豚手造りハム(志澤勝会長)の創業40周年・第30回チャリティーパーティーが4日、レンブラントホテル海老名で開かれ、関係者ら180人が出席した。

同社は1984年に農事組合法人として設立。イギリス・ヨークシャーから種豚を輸入して「本物づくり」や「地域の名産」を標榜し2006年に株式会社に移行した。

会長の志澤氏は1999年に全国養豚経営者会議の会長、2010年に発足した日本養豚協会の初代会長にも就き、養豚業界のみならず畜産業界全体の社会的地位向上にも貢献している。

この日の祝宴では自社製品を無償出品したチャリティーオークションも開催。集まった120万円のうち70万円を能登半島地震の被災者支援に、50万円を綾瀬市の障がい者福祉事業に寄付し、出席した内藤勝則副市長に寄託した。

志澤菜穂子社長は「10年後、100年後を見据え、今後は創業の地の綾瀬に新工場も整備したい」と意欲を示した。