今年度から神奈川県社会人サッカー1部リーグに昇格した「エブリサ藤沢ユナイテッド」が7日、今季開幕戦で昨年度王者の「YOKOHAMAFIFTYCLUB」を1対0で破り、金星スタートを飾った。

東戸塚フットボールパークでの開幕戦。昨年度から導入した丁寧にパスをつなぐサッカーに磨きをかけて臨む相手は、過去に県1部を何度も制した強豪「FIFTYCLUB」だけに厳しい戦いが予想された。

ホイッスルが鳴ると、エブリサの攻撃的なスタイルが機能し、強豪相手にボールを保持して一歩もひかない戦いが続く。

前半ロスタイム、相手のスローインを競り合いで弾くと、今年新加入の友澤剛気選手と福原照選手が前線に運ぶ。相手の一瞬の隙をついてベテランの佐藤隼人選手がミドルシュートを放ち、値千金の1点をもぎ取った。

後半中盤までエブリサのペースだったが、後半20分を過ぎると相手の猛攻が始まる。勝負所にエブリサは8人の選手がゴール前を固める布陣で守り切り、初戦を勝利で飾った。過去の練習試合で一度も勝てなかったという相手に勝利したことで、エブリサの櫻井大輔代表は「攻撃的にパスをつなぐ自分たちのサッカーが1部リーグでも通用する」と好感触を得た。県1部リーグは10チームの総当たり2回戦で10月までに18試合を行う。リーグ3位以内に入れば、関東リーグ昇格2枠をかけた関東大会出場が決まる。

次節は、4月21日(日)にみんなの鳩サブレースタジアム(鎌倉市)で鎌倉インターナショナルFCと対戦する。