保土ケ谷区内に残る唯一の水田(川島町)をフィールドに子ども向けの伝統農業体験教室などを行っている「ほどがや☆元気村」(青木毅村長)が主催し、1年を通じ米や野菜作りを学ぶ「どろんこ教室」が今年も始まった。「子どもたちに食と農の大切さを知ってもらおう」と2009年から始まったプロジェクトで今年は40人の児童が参加している。

6月上旬に植えられる苗は、宮内庁の「お田植え式」でも用いられている「まんげつ」という品種のもち米。4月末には牛乳パックを使った苗床にもち米の種をまいた。

苗床は各家庭に持ち帰り育て、成長した苗を6月上旬に水田に植える計画で、秋には収穫、脱穀、精米作業などを体験し、12月に「元気村米」を使い、つきあげた餅を味わう予定だ。

青木村長は「1年間のさまざまな体験を通じて、『食と農の大切さ』を伝えていくことができれば」と話した。