鹿沼台にあるオレンジ薬局(佐藤克哉代表)で4月20日、「キッズ調剤体験会」が行われた。白衣を着た8人の子どもたちが、仕事体験や職場見学を通して薬剤師について学んだ。

同薬局が「子どもたちに薬剤師の仕事を知ってもらうとともに、地域とのつながりを大切にしたい」という思いを込めて2019年から開催している恒例のイベント。薬剤師を目指す小学生を中心に人気を集めている。

子どもたちは薬剤師や実習生からの説明を聞いた後、模擬処方箋を読んで調剤する「一包化」や、軟膏を混ぜ合わせて色を変化させる「軟膏混合」を体験した。

また、実際に業務で使用されている調剤ロボットを見学したり、薬剤師にまつわるクイズに挑戦したりして、学びを深めていた。

参加した子どもたちは「やったことがないことができて楽しかった」「機械からお薬が出てくるとうれしかった」などと感想を話した。

企画に携わった薬剤師の西郡朋子さんは「地域に根差す薬局として、交流を持つことが目的。薬剤師の仕事に興味を持って、視野を広げてもらえたら」と話した。