サウザンロード商店街(古定謙一会長)は5月26日(日)、商店街約300mを通行止めにした1日限定の「歩行者天国」を開催する。当日はキッチンカーなどの出店や飲食スペースを設置。古定会長は「商店街を中心に、街を元気にしていければ」と話している。

サウザンロード商店街(相模台商店街連合会)は小田急相模原駅の北口に位置し、「独立行政法人相模原病院」まで約1Kmに渡り商店が並んでいる。通行止めとなるのは相模台郵便局前から相模台1丁目交差点(三光ホーム前)までの300mの一部区間。午前11時から午後5時まで1日限定で歩行者天国となる。

現在、同商店街の通りを通行止めにするのは毎年秋に開催している祭り「ロードフェスタ」のみ。今回の歩行者天国を企画をした同商店街の古定会長は「ロードフェスタと合わせて3か月に1度、『何かやる』商店街にしていきたい。目標は年3回の開催」と語る。

安心して買い物を

同商店街は相模原病院へ向かう車両などで交通量が多く、昨年は死亡事故が発生している。古定会長は「安心して買い物に来られる商店街にすることもテーマ」と語る。

ロードフェスタを実施していることから通行止めに関する申請や整備員の手配などノウハウがあったことから「シンプルに通行止めにしようと考えた」経緯を語る。また「『歩行者天国』は地の利を生かすという意味で商業施設にはできない商店街ならではの取り組み」と自信をみせる。

当日はキッチンカー5台、地元店舗20店舗以上が出店。通りに椅子や机を設置し飲食ブースを設ける。古定会長は「まだ実験段階。将来的にはマルシェの開催など地域の方と一緒に盛り上げていければ」と語った。