社会奉仕団体・川崎富士見ライオンズクラブ(山田眞三会長)は4月23日、石川県能登町と珠洲市の社会福祉協議会に軽トラックを1台ずつ寄贈した。

同クラブのメンバーと親交のあった石川県内のクラブから依頼を受け、能登半島地震復興支援事業として実施したもの。支援物資などを運ぶ際に便利とされる軽トラックは、山田会長が所有していたものを整備し、井田渉さんと約560Kmの道のりを約8時間かけて運んだという。金沢駅で他の有志メンバーと合流し、軽トラックのほか、カセットコンロ10台、カセットガス36本、ブルーシート30枚をそれぞれの社協に届けた。

有志として参加した山田甫夫さんは「七尾町以北のエリアは、まだ道路が陥没しているところがあった。4カ月も経っているのに倒壊した家屋もそのままで、復興までは時間がかかりそうだった」と振り返った。山田会長は「能登の人たちは震災が風化するのを恐れていた。社会奉仕団体としてできる限り支援を続けていきたい」と思いを話した。