小田原市の観光PR動画「うたの生まれるまち小田原〜追憶篇〜」が、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」のBRANDEDSHORTS部門観光映像大賞でファイナリスト5作品にノミネートされた。大賞作品は6月12日(水)に発表される。

同作品は父と娘の小田原旅行を描いた全4話のショートムービー。旅行を通して変化する親子の心の機微を短歌に乗せて展開している。

市は観光資源である歴史や自然、食などを国内外に発信するため2022年に、観光PR動画の制作を企画。公募型プロポーザルを実施し、参加者を募集した。その後1作品目となる思慕篇が23年5月に公開。2作品目の同作品が3月に公開された。担当した観光課は「ノミネートされて驚いた。動画を通して市内外の方に小田原の魅力を知っていただきたい」と話した。

追憶篇は小田原駅のデジタルサイネージ(電子看板)で放映しているほか、同シリーズを市公式Youtubeで公開している。また、小田原市立中央図書館では7月中旬まで特集コーナーを開設。PR動画の放映やパネル展示、映像内の短歌を詠んだ歌人の作品集の貸し出しも行われる。