舞岡中3年の土屋万智さんがこのほど、ソフトボールの全国大会に神奈川選抜チームの一員として出場し、優勝を果たした。5月13日には、チームで神奈川県の黒岩祐治知事のもとへ表敬訪問をした。

大会は今年3月に岐阜県で行われた「第20回都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会」。土屋さんは昨年、神奈川選抜チームのメンバーに選ばれ、12月から練習に参加し、今大会では副主将を務めながら四番・レフトで試合に出場した。神奈川選抜はこれまで昨年の3位が最高位だったが、今年は決勝で大阪選抜を破り、初優勝を果たした。

決勝は7回を戦って3対3の同点で、タイブレークにもつれ込む展開に。十回表を無失点に抑え、サヨナラ勝ちで栄冠に輝いた。土屋さんは大会打点王となる活躍でチームに貢献し、「どこよりも楽しくうるさく盛り上がれるチームだった。保護者の声も大きく、それが力になった」と笑顔を見せる。

夏の目標「日本一」

3歳上の兄・慶治さんを追って小2から上倉田フェニックスJr.で野球を始めた万智さん。中学進学とともにソフトボールに転向し、チームでも副主将として昨年は関東大会に。「今年は日本一になりたい」と話す土屋さんはレフトのほか、キャッチャーやショートも守れるユーティリティープレーヤーだ。またチームではムードメーカーでもあり、「強いチームとの試合でメンタルの重要性を感じた。明るく盛り上げていけたら」と話した。