泉区の上飯田町に専用グラウンドを有する中学女子硬式野球チームの「オール京急」が5月3日〜5日に愛媛県で行われた「第7回WBFJ女子中学生硬式野球大会」に出場し、5年ぶり2度目の優勝を果たした。チームは夏の大会でも日本一をめざす。

同大会には全国から6チームが出場。3チームごとのリーグ戦を戦い、1位同士が優勝を競った。オール京急はリーグ戦を4対0、7対0と快勝し、優勝決定戦では大阪の履正社NINOを相手に5対1で勝利した。

加藤真樹監督は「打撃の良いチームなので守備面を強化してきた。思った以上に頑張ってくれて、今回の結果にもつながった」と選手たちを称えた。

主将の岩崎心海さん(富岡東中3年)は「大会直前の試合で完封負けしたことで、チームが一丸となれた。仲が良いけれど、より声をかけ合うことができた」と大会を振り返る。「夏の選手権でも日本一を目指したい」と語る。

4年前に移転

オール京急はもともと港南区の日限山地区で発足した女子野球チーム。硬式のチームとなってからは決まった練習拠点がなく、企業や高校のグラウンドを借りるなどして練習してきた。

4年ほど前に泉区上飯田町に専用グラウンドを新設。畑に囲まれる環境の中で練習に励んでいる。伊藤始弘総監督は「駐車場のための場所提供など、地域の方が応援し、協力してくれている」と感謝を口にする。