元プロ野球選手の柴田勲さん(80)が5月13日に母校の大鳥中学校=中区本牧原=を訪問した。

柴田さんは2・3年生の野球部の部員11人を前に「野球は優しく楽しくのびのびとやるのが一番。まずは中区で優勝して、県大会に行けるように頑張ってください」とエールを送った。

打ち方の質問をされた柴田さんが身振り手振りを加えながら説明をする場面も。生徒は真剣なまなざしでそのフォームを見つめていた。

この日は柴田さんの同級生や一緒にプレーしていた部員も集まり昔話に花を咲かせた。

同中学野球部時代の思い出として、夏の大会の前に学校で合宿を行ったことを挙げた柴田さん。共に汗を流した部員とは現在も毎年同窓会を開いているという。「同じ時代に同じ場所で頑張ってきた仲間は貴重な存在。皆さんも仲間と一緒に野球を楽しんで」と話していた。

柴田さんは同中学を卒業後、法政二高に進学し甲子園優勝投手として活躍。読売ジャイアンツに入団後は、9年連続の日本シリーズ制覇などに貢献した。