地元のアマチュアバンドなどが演奏する「第31回三ツ境ポップスフェスティバル」が4月27日、三ツ境駅北口近くのアジアンダイニングシムランで開かれた。

同フェスティバルは笹野台にある居酒屋「深海魚」の店主・伊藤嘉朗さんが中心となって2007年に開始。コロナ禍を除いて年2回ほど開かれており、昨年に節目の30回を迎えた。例年は会費や会場で集めた募金を、本の購入費用として近隣の小・中学校に寄贈。今年は能登半島地震の被災地を支援するため、義援金を募ることになった。

この日は大勢の観客が訪れ、店内は満席に。フォークやジャズ、沖縄民謡など多彩な5グループがステージを盛り上げた。「イベントを通じて被災地を応援し、地域も盛り上げたい」と伊藤さん。実行委員長の杉田由起夫さんは「奉仕の心を忘れず、三ツ境や笹野台に元気を届けられれば」と話していた。

フェスティバルで集まった8万4450円はゆうちょ銀行の義援金の無料送金サービスを通じて、被災地に送られた。