夏のインターハイへつながる県高校総体・陸上競技が5月19日までの4日間、三ツ沢公園陸上競技場(横浜市)で開かれ、玉縄中出身の田村遥香さん(法政二高3年)が女子800mで初優勝した。1500mでも2位に入った田村さんは、6月14〜17日に都内で行われる南関東大会の出場権を2種目で掴み、6位までに与えられるインターハイ切符を狙う。

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田村さんは、昨年のインターハイ800mで準決勝に進出した実力者。今回の県予選決勝ではゴール手前までもつれる接戦になるも、得意のラストで勝負をしかけて引き離し、2分13秒49で優勝した。自己ベストの2分9秒37には及ばなかったものの、「混戦の中で勝てたのはうれしい」と喜び、フィニッシュ後にガッツポーズを見せた。

目標のインターハイ入賞に向けて田村さんが課題にあげるのは、予選に続く準決勝以降の走り方。「昨年(のインターハイ)は準決勝が上手く走れず決勝に残れなかった。今年は出力を上げられるように、切れを取り戻したい」と話し、タイムは法政二高記録の2分8秒66の更新を狙う。

石丸さんリレーV

鎌倉の中学出身者では田村さんのほか、同じく玉縄中から石丸達也さん(法政二高2年)、浅野敦哉さん(旭丘高3年)が南関東へ。石丸さんは200mで3位に入り、4×400mリレーでもアンカーに抜擢。トップでバトンをもらうと、猛追する後続を退けて優勝に貢献した。浅野さんは走高跳で3位だった。