「自信」があれば、どんなことでも「やってみよう」というチャレンジにつながり、もし失敗をしたとしても、それを糧にしていくことができます。

「自分で考える力」があれば、他人に流されたりすることなく、「自分の望む人生」を選び、進んでいくことができます。

この2つは、自分らしく幸せな人生を歩んでいくうえで欠かせないものなのです。子どものうちから、これらを少しずつ育てていくことができると、自らの力で人生を切り開き、より良い未来をつくっていくことにつながります。

「人からもらえる自信」に依存しないこと

「自信」には、「人からもらう自信」と「自分で生み出す自信」の2つの種類があります。

たとえば、子どもがテストで100点を取って、親や先生、友達から「すごいね」「頑張ったね」と褒めてもらえて自信がついた、という場合。これは、他人から褒めてもらえたことで得られた自信、つまり周りの評価に依存した自信です。

もし、次のテストで30点しか取れず、誰からも褒めてもらえなくなったら、100点を取ったときに得られた自信は萎んで、なくなってしまうかもしれません。

一方、「自分で生み出す自信」は、他人からの評価や言動に左右されません。もちろん、褒めてもらえたら嬉しいという気持ちは誰にでもあると思いますが、「褒めてもらえること」ありきではないので、たとえ失敗したからといって、すぐに自信を失ったりはしません。

他人からの評価に依存せず、自分の中で自信を生み出していくことができれば、うまくいかないときでも「またがんばろう」「大丈夫」という気持ちにつながり、新しいチャレンジをしていけるのです。