新たな取引先と一緒に仕事をし始める、異動や転勤により関わる社内メンバーが一変するなど、仕事における人間関係が大きく変わる4月。知り合ったばかりの相手との距離感をつかみかね、日々のコミュニケーションで神経をすり減らしているという方も多いのではないでしょうか。

また昨今のビジネスにおいて欠かせないのが、チャットツールを使ったやりとりです。時間や場所に関係なく連絡できて便利な一方、顔の見えない相手とのチャットに不安やモヤモヤを感じながら仕事をしていると、仕事や生活の質が下がってしまう可能性も。

7.9万のXフォロワーを擁し、人間関係や生きづらさにまつわる著作を生み出してきた心理カウンセラーのPoche氏は、「チャットなどのSNSを使っていて感じるモヤモヤは、あなたのせいではない」といいます。

そこで今回は同氏の著書、『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方』より、仕事におけるチャットのやりとりで必要以上に不安にならないための考え方を一部抜粋してお伝えします。

絵文字やスタンプのないメッセージがくると不安

絵文字やスタンプのないメッセージが届くと、「自分が何かしたのだろうか」「怒らせてしまったのだろうか」と、不安になる人が増えています。

でも実は、みんなが不安になるわけではありません。

絵文字やスタンプがなくても、全く気にならない人もいます。……とお伝えすると、気になるのが悪いことで、気にしないのがいいことのように聞こえるかもしれませんが、そんなことはないのですよ。

気になるかどうかの差は、普段から絵文字やスタンプを使うかどうか、さらにはどんな理由で使うかどうかだけです。性格や考え方のせいで、不安になるわけではありません。

不安になりにくいのは、普段から絵文字やスタンプをあまり使わない人たちです。

自分自身が基本的に使わないので、相手から文章だけのメッセージが届いても、なんとも思いません。