伏見駅周辺の様子(写真:天空のジュピター/PIXTA)

国土交通省が3月に発表した地価公示(2024年1月1日時点)では、愛知県内の住宅地の前年比上昇率は2.8%となった。本稿では、愛知県で「住宅地」に分類されている約1300地点の中から、1平方メートル当たりの地価が高い「上位306」地点をランキングした。

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で公表されている各地点の鑑定評価書から、上位のエリアの特性を見ていく(※鑑定書には地番や住居表示があるが、本稿は最寄り駅で表記)。

→「トップは1坪1.8億円『全国地価ランキング505』」はこちら。

トップ4までが100万円超え

首位の伏見(名古屋市中区)は、190.0万円(1平方メートル当たり)。坪当たりに換算すると、約627万円となった。鑑定書には、「名古屋市中区及びその周辺区の都心部地下鉄駅徒歩圏の地域である。周辺は商業地域であるが、近年マンション開発が進んでいる」「都心部のマンションの販売状況は好調を維持しており、都心型のマンション適地は需要がある」と記載されている。

2位には久屋大通から2地点が151.0万円で同着ランクイン。特に東区泉1丁目502番は、上昇率が16.2%と大きい。「マンションの売れ行きは好調で分譲価格もますます上昇しているため、素地の取得競争は激化しており、取引価格は大きく上昇している」とある。

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