東武伊勢崎線の東武動物公園駅までの区間の愛称である東武スカイツリーライン。その電車に乗って直接行くことのできる北限は、だいたいの場合で久喜駅か南栗橋駅である。地下鉄から直通する電車も同じこと。つまり久喜駅や南栗橋駅は、”都心直通電車の北限”のような位置づけなのだ。

その北限を越えて先にゆくと、どんな風景が広がっているのだろうか。久喜駅ではスカイツリーライン方面から来た電車と同じホームで乗り換えることのできる館林行きの電車に乗ってみた。

日中は特急が停まらない区間

終点の館林駅は、いうまでもなく群馬県の都市。もう1ついうと、日中の特急「りょうもう」に乗ると、久喜―館林間はほとんどがノンストップ。この間にどんな駅とどんな町があるのか、あまり意識することがなかった。

そんな反省を込めつつ、久喜駅、そして久喜駅長が管理する鷲宮駅を過ぎると、花崎駅に着く。ごくありふれた相対式ホームを持つ橋上駅。南北には立派なロータリーと住宅地。ただ、これといって大きな特徴があるようにも思えない……。

【画像】東武伊勢崎線の「埼玉県の北限」、花崎から羽生までの各駅に何があるのか(20枚以上)