「N-BOX」の強力なライバルとは?

スズキ「スペーシア」が肉薄

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2024年2月の車名別国内新車販売台数を3月6日に発表しました。

 同ランキングではホンダの軽自動車「N-BOX」が7か月連続で首位を維持。軽自動車部門でも12か月連続で首位を獲得しましたが、前年同月比15.8%減の1万6542台となりました。

 この「N-BOX」を猛追しているのがスズキ「スペーシア」です。2月は前月比33.1%増、前年同月比53.9%増の1万5066台で軽自動車2位、全車種でも2位となっています。同車は2023年11月にフルモデルチェンジした3代目が発売され、一新されたデザインや、成熟した安全性能、快適装備が好評を集めています。

「N-BOX」も2023年10月にフルモデルチェンジを行っていますが、2024年1月に発生した「令和6能登半島地震」で被災地域から部品供給が滞った関係で減産した影響も出ているようです。

 スズキに関してはほかにも、3位に「ハスラー」、5位に「ワゴンR」、6位に「ジムニー」と軽自動車部門で好調をみせています。

 一方ランキングの常連だった「タント」「ミラ」などは、製造元のダイハツの不正発覚により受注・出荷が停止されていることから、1月に続き順位を落とし、トップ10圏外となりました。