「ほぼ駅直結」のタワマン建設へ。

和光市駅北口の再開発が都市計画決定

 東京メトロの駅では唯一埼玉県内に位置する和光市駅周辺が、大きく変貌しそうです。和光市は2024年3月、駅北口で計画されている再開発事業を都市計画決定したと発表しました。

 和光市駅は、東武鉄道と東京メトロの共同使用駅です。有楽町線・副都心線の始発列車が終日にわたって多数設定されており、近年では「便利な始発駅」として人気が高まっています。

 南口は駅ビルや商業施設などがあり発展している一方、北口は住宅が密集していて道路も狭く、片側の駅前だけが発展している状態です。
 
 そのため、北口では市が新たな駅前交通広場や道路、公園などを整備すべく、約11ヘクタールの敷地を対象に土地区画整理事業を推進しています。さらに、駅前の約0.7ヘクタールの敷地では、市街地再開発準備組合が大規模な再開発事業を計画。再開発ビルは「ほぼ駅直結」となり、駅前広場は再開発ビルのさらに北側に整備されます。
 
 事業では、延床面積約5万6500平方メートルの再開発ビルを建設し、低層階には商業施設やにぎわい施設、高層階には住宅を設ける計画。2026年度に着工となる見込みです。