5月に始まる大相撲夏場所を前に新番付が発表され、大関・琴ノ若が鳥取県倉吉市出身の祖父の四股名「琴櫻」を受け継ぐことになりました。50年ぶりに鳥取ゆかりの名横綱のしこ名が復活しました。

番付を指差しているのは大相撲・佐渡ヶ嶽部屋の大関・琴ノ若改め「琴櫻」。
30日に発表された夏場所の新番付に、西の大関として「琴櫻」の名が記されました。

大関・琴櫻:
思ったより実感がないですね。琴ノ若で反応してしまうと思う。

新しい名前に合わせて、ピンクの着物で会見に臨んだ「琴櫻」。大関昇進を果たした3月の春場所で名前を改める考えでしたが、父でもある師匠の佐渡ヶ嶽親方から受け継いだ「琴ノ若」の名を大関として番付に刻みたいと、「琴櫻」への改名を夏場所まで持ちこしていました。
「琴櫻」の四股名は、「昭和の大横綱」として名を残す倉吉市出身の祖父が引退した1974年7月の名古屋場所以来50年ぶりに復活しました。

大関・琴櫻:
先代が(琴櫻は)横綱の名前だから(襲名は)大関以上だと約束していたので、大関の座を自分の力でつかめたことはひとつ約束を守れて良かった

夏場所は5月12日から、鳥取ゆかりの大横綱の誇りを受け継ぐ令和の「琴櫻」の活躍に期待です。