島根県出雲市の島根大学医学部附属病院に、大手生命保険会社からアヒル型のロボットが贈られました。治療を続ける子どもたちの心を癒します。

島大附属病院にアフラック生命保険から贈呈されたのは、7羽の「アヒル型ロボット」です。このアヒル型ロボットは、入院生活を送る小児がん患者の子どもたちを応援するために、アフラック生命保険が2019年から支援に取り組む病院や団体に寄贈する活動をしていて、これまでに全国で1418羽が届けられています。
このアヒル型ロボット、見た目はぬいぐるみのようですが、笑った顔や悲しい顔などが描かれた付属のコインを胸元に当てると、子どもたちの代わりにその感情を表現してくれます。また音楽に合わせて踊ったり、やさしくなでると反応してくれます。

島根大学医学部付属病院・竹谷健先生
「言葉でなかなか表現できないので、子どもたちはロボットを介して自分の言葉を言えるというのは本当に良いツールじゃないかなと思う」

アフラック生命保険島根支社・堀山祐子支社長
「こちらの病院には、難病の方、お子様が多くいらっしゃるので、このダックを使ってお子さんの気持ちを周囲にお知らせするツール。自分のことのようにかわいがってもらえるような使い方をしていただけたらと思います」

島大附属病院には、現在5人の小児がん患者が入院していて、ひとり一羽ずつ渡された子どもたちはうれしそうな表情を浮かべていました。残る2羽は、病院の待合室に置かれるということです。