大型連休、いまひとつすっきりしない空模様が続いていましたが、5月2日は久しぶりに広い範囲で青空が広がりました。
出雲市から初夏の便り、新茶の初摘みが行われました。

緑が広がる茶畑に早乙女姿の女性たち…。
2日あさ、出雲市小境町にある市内の製茶業者の茶畑で新茶の初摘みが行われました。
あわせて12ヘクタールの茶畑では、8種類、約43万本のお茶が栽培され、「八十八夜」にあたる1日から摘み取り作業が始まりました。

2日は柔らかな日差しの中、早乙女姿のJAしまねの職員や製茶業者の関係者が煎茶に適した品種「やぶきた」の新芽を1枚1枚つずつ丁寧に手摘みで収穫しました。

櫃田優果記者:
「においをかいで見るとさわやかな香りがします。こちら食べてみると、噛むとほのかな甘味を感じます」

今回の新茶は、年明けに寒暖差が大きい時期があったものの霜の被害が少なく、例年に比べ、質が良く、甘味が強いということです。

出雲精茶園・岡祐太社長:
「出雲のお茶、島根県のお茶は、お茶の色が美しく柔らかな甘味が特徴的なものなので、そういうところを楽しんでいただけたら嬉しいです」

新茶の収穫は5月いっぱい続き、この会社では例年並みの約7tを収穫する予定で、5月中ごろには、県内各地の店頭に並ぶということです。