淡い青紫色の「フジ」の花。
「フジ寺」の愛称で知られる名所・鳥取県大山町の住雲寺で例年より3日ほど早く見ごろを迎えています。

村上遥アナウンサー:
「フジのカーテンを抜けて中に入ると花の甘い香りが漂っています」

住雲寺と言えば「六尺フジ」、花の房が六尺、約1.8メートルまで垂れ下がることからこう呼ばれています。
国内でも数カ所でしか見ることができないという貴重な品種です。

住雲寺の「六尺フジ」は1961年、埼玉県のフジの名所、藤花園から樹齢約1200年の4本の木を譲り受けたのが始まりで、今では約600平方メートルに渡って枝を広げています。

5月2日は午前中から多くの人が境内を訪れ、子どもや愛犬と一緒にフジの花を写真に収める人の姿が見られました。

米子からの見物客:
「天気も良いしきれいです。管理されていてとっても。毎年楽しみにしている」

観光客:
「きれい」
「鳥取・島根を旅行していて、フジの季節なので調べてここが有名みたいなので来ました」

住雲寺では、3日と4日、藤まつりが開かれ、米子西高校の生徒による琴の演奏やお茶会などが開かれるほか、夜にはフジの花のライトアップも行われます。