出雲地方の文化財や昔懐かしい列車などをダンボールで再現した作品展が、出雲市で開かれています。

今にも走り出しそうな5台の列車。
現役の寝台特急「サンライズ出雲」や、その前身である「急行いずも」など出雲地方と都会地を結んできた歴代の列車が段ボールで精巧に表現されています。

出雲市大社町のショッピングセンターで開かれているダンボールクラフトの作品展。

出雲市の元国鉄職員・原禎幸さんが、かつて出雲地方を走った鉄道車両や出雲大社本殿などの文化財を段ボールを使って再現した作品12点が展示されています。

退職後、孫のためにダンボールでおもちゃを作ったことをきっかけにダンボールクラフトの世界にはまった原さん。
趣味のレベルを超えた作品が並びます。

こちらは1910年の出雲今市駅開業と同時期に建築された機関車の格納庫。
駅舎の建て替えに伴って取り壊されましたが、原さんが当時の写真や記憶を頼りに制作しました。

原禎幸さん:
「(今はない)鉄道に関しては、記憶を末永く留めていただける作品になっていると思うのでご覧頂けたらと思います」

この展示は、出雲市大社町のショッピングタウンエルで、5月7日まで開かれています。