所蔵する美術作品や、国内外で活躍する注目作家の作品を紹介し、気軽にアートを楽しんでもらおうという展覧会が、鳥取市の県立博物館で始まりました。

鳥取県立博物館で始まった「アートって、なに?」展。
家族連れでアートを楽しみたい人や、ミュージアムに敷居の高さを感じている人などにも、気軽にアートを楽しんでもらおうと企画されました。

会場には、博物館がこれまでに収集した美術作品や、国内外で活躍する注目アーティストの作品など約80点が展示されています。

アンディ・ウォーホルの「キャンベルスープ缶」。
ありふれた商品を「芸術だ」として「価値を転換」させた現代アート。
来年開館する、県立美術館の目玉作品のひとつとして購入されました。

日野町出身の日本画家、小早川秋聲の「追分物語」。
北海道に伝わる民謡を題材にした作品で、険しい表情でたたずむ女性の姿が悲痛な思いを連想させます。

壁一面に掲げられたトム・クルーズの映画ポスター。
トム・クルーズの出演作品が公開されるたびにポスターが増えていきます。

鳥取県立博物館 友岡真秀主任学芸員:
「アートって何だろう?と、いうことを自分自身問いかけること自体が、アートを楽しむひとつのきっかけになるかなと思っています。全身で体感していただけたら」

この企画展は8月25日まで鳥取県立博物館で開かれています。