停電や汚染水漏れなど、福島第一原発でトラブルが相次いでいることを受け、東京電力はおよそ800ある構内の作業すべてを点検することを決めました。

床に座り、車座になって話をする作業員たち。これは、7日から始まった福島第一原発の作業点検の様子です。

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福島第一原発では4月、掘削作業中に電源ケーブルを傷つけたことで停電が発生。また、汚染水の漏えいや作業員の身体汚染など、人為的なミスが相次いでいます。

これを受け、東電は、原発で行われるすべての作業の点検を7日から始めました。対象の作業はおよそ800あるといい、今後、新たに始まるものにも適用され、点検の間は、作業が中断されます。

廃炉作業への影響について、東電は「点検が遅れれば、出る可能性はある」としています。東電は5月中をめどに、点検を終えたい考えです。

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