26日、イトーヨーカドー郡山店が閉店し、これでイトーヨーカドーは福島県内から完全撤退しました。多くの利用客が別れを惜しんだ一方で、周辺の飲食店からは影響を心配する声も聞かれました。

26日午後7時、多くの人に惜しまれながら閉店したイトーヨーカドー郡山店。閉店後には多くの利用客と従業員が集まり、セレモニーが行われました。

山地健太郎店長「35年間本当にお客様、ありがとうございました」

郡山店は1989年にオープンし、35年間、市民に親しまれてきました。

郡山市民「幼少期からずっと来ていたので、思い出はほとんどここで出来たので、感無量でした」

跡地には、同じセブンアンドアイホールディングスのヨークベニマルが入ることが決まっていて、来年2月の開業を目指しています。一方、近くで営業する飲食店からは、閉店の影響を心配する声が聞かれました。

やぐら太鼓・遠藤大士さん「歩きや自転車で行き来してお店を知ってもらうことがあり、それがなくなるとここら辺も人の流れがなくなると思う」

一方で、店主の遠藤大士さんは、今後は跡地に入る店舗とともに地域が一体となって、にぎわいを持続させたいと意気込んでいます。

遠藤さん「(ヨークベニマルと)一緒に地域を盛り上げてお客さんとお客さんをつなぐお店にしたい」