なりすまし詐欺被害を未然に防いだとして、福島県いわき市のコンビニエンスストアに警察から「マイスター認定証」などが贈られました。

福島県警の「なりすまし詐欺未然防止マイスター認定証」と、いわき中央警察署の署長感謝状が贈られたのは、いわき市の「セブンイレブンいわき中央台飯野店」です。

警察によりますと、店の従業員が、今年1月、来店した60代の女性が電子マネーカードを購入しようとしたことから理由を確認したところ、詐欺の疑いがあると判断し、購入を思い止まるように説得し、警察への相談を促すなどして被害を未然に防ぎました。

さらに、このコンビニでは、別の従業員が、今年5月にも、70代の男性が電子マネーカードを購入しようとした際に同様の行動を取り、被害を未然に防いだということです。

県警が2017年からスタートした「なりすまし詐欺未然防止マイスター」制度は、1年に2回、被害を未然に防いだ事業所や個人を認定するもので、県内での認定は42店舗目です。

コンビニ店代表の中島章雄さんは「高額な電子マネーカードを買おうとする客には気を付けるよう従業員に指導している。詐欺を防ぐには、おかしいと思ったらすぐに警察に相談することが大切」と話しています。