近場でお金をかけず楽しめるキャンプの人気は、ことしも続いています。ゴールデンウィークのこだわりキャンプ飯を取材してきました。

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今回お邪魔したのは富山県南砺市にある閑乗寺公園キャンプ場。10ヘクタールの広大な土地に、遊具や小川、さらには散居村を一望できる展望台など、富山県内で屈指の人気キャンプ場です。

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午前中に取材を始めると、昼食の準備をする風景があちこちで。石川県から訪れたという仲の良さそうな2組の家族はー。

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石川県から家族で訪れた男性:
「いまから、お好み焼きを作ります」


いまが旬の春キャベツをたくさん使い、豚肉、天かす、卵をトッピング。スタンダードながら、ボリューム満点。お肉はカリカリでお味も満点だったようです。

富山県内でデイキャンプを楽しむ夫婦はー。

夫「ペペロンチーノの下準備をしています。玉ねぎ多めで、新玉ねぎがこの時期(旬)なので甘味があるので、それを使ってます」

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今回、パスタを選んだ理由は…

夫「簡単に作れるし、食材も事前に切ってきて、あと(麺を)ゆでればいいだけっていう状態にしておくと楽。家で準備できる料理が多めですね」

さらに、手軽に美味しく作るためのこんなアイテムも…

夫「既製品なんですけど、ガーリックシュリンプ用のガーリックを入れて、ペペロンチーノにしようかなと」

さぁ、出来上がりました!肝心の味は…

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夫「いただきます!めちゃくちゃ美味しいです。玉ねぎの甘味が最高ですね。初めてこのガーリックシュリンプの既製品を使ったんですけど、バッチリですね。もう完全にペペロンチーノになってます」

簡単・手軽、でも美味しい!時短テクニックで大成功でした!

一方、キャンプ歴30年という60代の夫婦は、旬の食材を持ち込んで、こだわりのキャンプ飯です。

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いまが旬の山菜・ウド、ホタルイカを天ぷらに。

中でも一番の目玉は…

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妻「アスパラは富山大和の大北海道展で買ってきたやつ」

かなり太いので、しっかり火が通るか心配だそうですが…。

妻「おいしい。ちゃんと火通ってます」

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そのすぐ横では、旦那さんがそら豆をホイル焼きにしていました。

夫「おいしい。そら豆の旬な味だね」

昔は一緒に来ていた子供も大きくなり、最近は夫婦水入らずでキャンプにきています。

妻「環境のせいもあるんでしょうけど、本音の話ができるみたいな。家でだと、言えないことも気持がおおらかになって話せることもありますよね」

夫「まあ、(私は)聞いてるほうですから。仲は良いですよ。外見はね。ハハハ」

いつまでも2人でキャンプ、楽しんでくださいね。

夕方になり、一人でキャンプをしている男性に出会いました。

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男性「今日は一人でございます。家族の許しをもらってソロキャンプ」

39歳、石川県からやってきました。今晩のメニューはなんでしょうか。

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男性「串を打って、焼き鳥にしようと思ってます」

直火で焼くようです。良い匂いがしてきました。

男性「じぁ、いただきます。バツグンですね。フライパンで焼いたのとは違っていて、薪の香りというか、外でしか食べられない味というか、とてもおいしいです」

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クッカーでご飯も炊いて、豚汁も作りました。具だくさんでおいしそう。

男性「いただきます。間違いないですね。最高です。」

ところで、テントがないですが…

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男性「きょうは、初めてのハンモック泊にチャレンジしようと思ってまして」

試しに寝てもらと…。

男性「寝心地は素晴らしいですね。初めての感覚です。意外と暖かくて全然大丈夫そうな感じですね」

男性「最高です。おやすみなさい。」

最後は、富山県氷見市からきた30代の6人組。
焚火台の下の輻射熱で焼いたというピザに舌鼓。

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男性「チーズがめちゃくちゃ燻製されてて、いいですねこれ。美味しいです」

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さらに、グラストップスモーカーという簡易燻製器でスナック菓子を燻します。

男性「ばりうま!」

ホタルイカのアヒージョ

お腹いっぱい食べた後は、焚火を囲み、まったりタイム。キャンプっていいなと思える、いい言葉がたくさん聞けました。

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「愚痴とかなくなりますね。この火を見てると、癒されて」
「みんな、それなりの役職になったりして、日々忙しい思いとか嫌な思いとかしてると思うんですけどね。そういうのも忘れてリフレッシュできるんですよね」
「1年ぶりにみんな集まったので。そうですね。キャンプがみんなを繋げてくれるみたいな」
「いくつになってもやっぱりこうやって仲間で集まれたらいいなと思いますね」
「ずっとこのまま、みんなでおれたらいいなと思いますね」


十人十色のキャンプ飯。

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美味しいご飯の数だけ、笑顔がありました。