救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときの電話相談窓口「#7119」。この番号に電話すれば看護師や医師に救急車を呼ぶべきか相談することできます。消防庁が全国での普及を進めていて県単位では25自治体で運用されています。そのなかで、富山県では7日から運用が始まりました。

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新田知事:「救急電話医療相談#7119の県内での運用を開始することとしましたのでお知らせをいたします」

消防庁のHPより

7日から富山県でも運用が開始された#7119。
この番号にかけると相談員である看護師などに繋がり、緊急搬送の必要性や応急手当の方法などを電話でアドバイスが受けられる仕組みです。
導入の目的は救急車の適正利用です。

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新田知事:「本事業を導入することにより緊急出動の増加を抑制し、逼迫化の回避に繋がると考えています」

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消防庁によりますと、近年の救急車の出動は増加傾向にあって、2022年は2008年と比較して4割以上増加しています。富山県内でも2022年は過去10年で最も多くなっています。

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富山市消防局を朝から取材すると、実際に119番通報を受けて救急隊が出動する場面もあり、7日正午時点で46件の119番受付がありました。

富山市消防局によりますと、大雪や夏場の熱中症など同時多発的に緊急要請が重なり、16台あるうちの14台が同時に出動したこともあるといいます。

#7119はこうした救急医療のひっ迫を解消する糸口になるのではと期待が寄せられています。

消防:「緊急性の高い方にいち早く救急を現場に向かわせたい。そういったものが今まで以上にできるのかなと」「救急車を呼ぶ判断基準の一つ、ツールとしてうまく利用していただければなと思います」

富山県での#7119の受け付けは
平日は午後7時〜翌朝9時まで、
土曜は午後1時〜翌朝9時まで、
日祝は午前9時〜翌朝9時までです。
上記時間は富山県の場合で、利用時間は各地域によって異なります。消防庁のHPなどでご確認ください。