【鎮圧】山形県の大規模山火事　発生から34時間以上経過しようやく鎮圧状態　乾燥と風の影響で燃え広がったか（山形・高畠町）

高畠町で発生した大規模な山火事について、発生から34時間以上が経ったきょう正午ごろに鎮圧状態となりました。消防では、乾燥と風が燃え広がった要因のひとつとしています。

この火災は、おとといの午後1時半ごろ、高畠町安久津の山で起きたもので、町では、近くに住む4世帯6人に避難を呼びかけるなどして、消火活動を行っています。

消火活動3日目のきょうも、午前6時半ごろからヘリコプターなどで放水が行われ、発生から34時間以上が経ったきょう正午ごろ、鎮圧状態になったということです。

高畠消防署　宮地一昭　署長「乾燥した状況とか地上の活動隊がなかなか入れない状況の中で、風がまいたりして、色んな所に延焼が拡大していったということで鎮圧に時間がかかった」

火災が鎮圧したことを受け、避難していた住民も自宅に戻っていました。

避難から戻ってきた住民「うち心配で連絡もつかない、誰もいないから、夜になると赤くなって見えるんだよ。こっちに来ないとは思ったけど、分からないからね」

現在、消防が鎮火に向け、残り火などの処理を行っています。

町によりますと、焼けた山の面積は、およそ24ヘクタールとみられるということです。