JR東日本グループの今年3月までの1年間の決算は、新型コロナからの回復で増収増益となり、最終利益は前の年の約2倍となりました。

 JR東日本の2023年度通期の連結決算は、売上高が2兆7301億1800万円と前の年から13.5%増加しました。

 去年5月に新型コロナが5類に変更されて人の移動が回復したことで鉄道収入がコロナ前の9割まで戻ったほか、駅ビルやホテルの収入はコロナ前を上回りました。

 また、インバウンド収入は前の年の3倍以上になりました。

 その結果、最終利益は1964億円と、前の年から98%伸びました。

 今期の見通しについては、物価や労務費などの上昇圧力は続くものの、インバウンドを含めた観光需要は引き続き増加するとみて増収増益としました。