28日、東京・新宿区の歌舞伎町で行われた「新宿歌舞伎町大歌舞伎祭『大お練り&舞台挨拶』」には、歌舞伎俳優・中村虎之介(26)、中村勘太郎(13)、中村長三郎(10)、中村鶴松(29)も出席。歌舞伎町を練り歩いた。
劇場「THEATER MILANO-Za」で上演となる「歌舞伎町大歌舞伎」(5月3日〜26日)に向け、虎之介は、「歌舞伎を新宿に見に来るのは初体験だと思うので、この1カ月間皆さんと一緒に歌舞伎町を歌舞伎色に染められたら」とコメント。鶴松は「最先端の場所で400年前から続く歌舞伎が上演でき、その公演に携われてうれしい」と声を弾ませた。
公演では、舞踊「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」、「流星(りゅうせい)」に加え、落語の「貧乏神」を題材にした新作歌舞伎「福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)」を上演。「流星」に登場する勘太郎と長三郎は、それぞれ「一生懸命努めます」と意気込んだ。
また、長三郎は、「久しぶりの女形だし、今年初めての“人”なんです。獣から虫になって、人型の神様というまだ人間をやっていない」と振り返り、「あと女形も2年ぶりなので、男にならないように気を付けたい」と笑いを誘った。