小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントで健康被害が報告された問題で、29日までに医療機関を受診したのは1500人を超えたことが分かりました。

 厚生労働省によりますと、小林製薬から報告があった入院者数は29日時点で延べ266人になりました。

 医療機関を受診した患者は1528人で、1500人を超えました。

 小林製薬への相談数はおよそ10万3000件で、厚労省のコールセンターに寄せられた相談も4716件に上ります。

 小林製薬のサプリを巡っては、これまでに摂取した5人が死亡しています。

 また、大阪市が回収命令を出している小林製薬の3つの製品について、サプリメントの回収率は8%ほどにとどまっています。