イギリスを訪問中の天皇皇后両陛下が、国賓として公式行事に臨まれています。 


■ロンドン沿道に多くの市民

ウィリアム皇太子が、宿泊先のホテルに両陛下を迎えに行き、一緒に歓迎式典会場に向かわれました。

両陛下のパレードが行われる『ザ・マル』。開始の4時間ほど前、信号のクレーンで釣り上げられ、撤去されていました。両陛下を迎える詰めの準備が進められます。バッキンガム宮殿前には、すでにパレードを一目見ようと、日本人に限らず、多くの人々が集まっていました。

イギリスご訪問4日目の天皇皇后両陛下。この日が初めての公式行事です。体調を考慮し、休養していた雅子さまが、お姿を見せるのは初日以来です。

日本時間25日午後8時半ごろ。市内の2カ所で、それぞれ41発の礼砲が放たれました。
そして、天皇陛下は、チャールズ国王とともに馬車に乗り込まれました。雅子さまは、カミラ王妃とともに、一路、バッキンガム宮殿へ。雅子さまは、マスクをされています。イギリス側は「馬アレルギーのためマスク着用」と説明しているそうです。

両国の国旗に彩られた大通り『ザ・マル』。バッキンガム宮殿へ1キロの道のりです。陛下は、大きな歓声に笑顔で手を振り、バッキンガム宮殿に向かわれました。

当初、2020年に予定されていた公式訪問。しかし、コロナ禍で延期となり、招待してくれたエリザベス女王は、その後、亡くなりました。天皇陛下は、出発前の会見で「御存命中にうかがえなかったことが心残り」と語られています。


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