台湾東部沖を震源とする地震で花蓮市内のビルの一部がつぶれ、建物が傾いていた問題で、ビルの解体作業が終わりました。

 今月3日、台湾東部沖で発生したマグニチュード7.7の地震で、震源に近い花蓮市中心部にある9階建てのビルが大きく傾きました。

 地震直後にペットの猫を助けようと建物に戻った40代の住人の女性が下敷きとなり、死亡しました。

 台湾当局は地震発生の2日後から解体作業を始め、17日、工事を終えました。

 解体は建物が崩壊しないよう慎重に進められ、建物内に残されていた猫やニワトリなども助け出されたということです。

 今回の地震では外国人観光客を含む17人が死亡し、今も2人が行方不明となっています。