ヘリ墜落事故で死亡したイランのライシ大統領の遺体が故郷に埋葬されました。最後の別れを告げようと300万人以上が集まったということです。

 ヘリコプターが墜落して死亡したライシ大統領の棺(ひつぎ)は23日、大統領の出身地であり、イスラム教シーア派の聖地でもあるマシュハドに運ばれました。

 棺は中心部を行進した後、霊廟(れいびょう)に埋葬されました。

市民
「彼は私たちの誇りです。安らかに眠ってほしいです」

 現地メディアによりますと、最後の別れを告げようと300万人以上が詰め掛けたということです。

市民
「今、若い世代の半分は仕事がない。若い世代のことを考えてほしい」
「インフレが人々の生活を圧迫して悩ませている」
「世界との関係を良くしてほしい。たとえ敵であってもうまく関係を作ってほしい」

 葬儀の参列者からは次の大統領に対して雇用問題やインフレ対策、各国との関係改善を求める声が多く聞かれました。